山陽新幹線 福岡地区テロ対応訓練
4月1日の夜、新幹線の営業運転終了後にJR西日本の主催でテロ対応訓練が行われました。
本訓練ではJR西日本の他、福岡県警察、北九州市消防局、北九州市立病院(八幡病院・医療センター)から多数の職員が参加し、走行する新幹線車両とJR小倉駅を舞台に、不審者による薬物散布によって負傷者が発生したとの想定で行われました。
JRは乗務員と指令所の情報伝達、列車内や駅構内の乗客の避難誘導を、警察は犯人確保を、警察・消防のNBC対応チームは乗客の救出や除染、原因物質特定を、消防とDMATは傷病者のトリアージ、応急処置、搬送をそれぞれ担当しました。
普段あまり連携することのない組織と、列車内や駅構内という限られたスペースでの活動となり最初は戸惑いもありましたが、消防と医療は日頃から顔の見える関係ができているため、大きな混乱はなく訓練は終了しました。
トリアージポストや救護所の設置場所など、今後の検討課題も見つかったため、関係各所と協議していきたいと思います。