北九州市立八幡病院 DMAT  ACTIVITY REPORT

北九州市立八幡病院 DMAT隊員による活動記録です。

平成27年度 福岡県DMAT隊員養成研修への参加報告

平成27年11月22・23日、福岡県消防学校(福津市)において福岡県DMAT隊員養成研修会が開かれ、八幡病院より医師1名、看護師2名、調整員1名で参加させていただきました。

 

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福岡県下22施設より83名の研修生の参加があり、講師として当院の伊藤副院長・井上医師・田口医師がそれぞれ講義を担当されておりました。

 

2日間で実習・実践訓練含め全16講義。

DMATの意義にはじまり、CSCATTT、トリアージ、情報伝達方法、広域災害救急医療情報システム(EMIS)、災害時の心のケアについて等、災害医療について一から学べる研修でした。

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「救護所運営」では、グループごとに机上演習を行いました。救護所でのトリアージによるエリア設定や人員の配分など、どのグループも大きく違いはありませんでしたが、その後の実動訓練では、初めは思うように運営ができていませんでした。反省をもとに各自の役割の明確化とルールの統一を最初にリーダーから示されることで、各人が行動しやすくなることを経験出来ました。

 

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今回の研修を通じて「災害とは何か?」、各機関との連携、DMATの活動内容等を細かく学ぶことが出来ました。なかでもチームワークの重要性について改めて考えさせられました。所属チームだけでなく、他施設のチームとの連携、消防など他職種との協働において、皆と一つの目標に向かっていくことが、「防ぎえた災害死」回避の最短経路になるのだということを理解しました。

 

実際の動きなどまだまだ想像もつかないことばかりですが、今後も積極的に実践訓練などに参加していき、知識、経験を培っていきたいと思います。

                   大原・木村(看護師)吉田(調整員)