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  北九州市立八幡病院 DMAT  ACTIVITY REPORT

北九州市立八幡病院 DMAT隊員による活動記録です。

平成26年度広域医療搬送訓練REPORT【PART2】

広域医療搬送訓練に参加した私たち八幡DMATは、

南海トラフ巨大地震が発生した想定のもと、救急車で出動。

大牟田ICで日本DMATからの指令を受け、日田済生会病院に向かうのでした...。

前半の詳細は、こちらからご覧下さい。

平成26年度広域医療搬送訓練REPORT【PART1】

 

11:15 日田済生会病院到着

日田済生会病院に到着しました。

 

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 写真の通り、日田済生会病院では、災害拠点本部と、DMAT活動拠点本部が設置されています。

 

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院内の被災状況を集めています。

このように、日田済生会病院も被災している想定なので、自分の病院の管理をしつつ、

 

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 EMISで情報を得ながら、応援に来たDMATの派遣を振り分けるという、二つの役割を担っています。

 

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 集合した各DMATへのあたたかな配慮。本当にありがとうございます。

お心遣いにホッとします。

 

 

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さあ、SOSが出ている病院や、人手が足りないSCU*1へ、手分けして向かいましょう。

みんなで大相談会です。

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話し合いの結果、私たちは広域医療搬送要請が出ている宇佐高田医師会病院に向かうことになりました。

 

だからといって、闇雲にすぐ出発するわけには行きません。

地震津波の影響で、通行できない道が至る所にあるからです。

NEXCOから発信される最新情報を、地図に書き込んで安全な道を確認していきます。 

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 運転手の加藤さんとも相談しながら、慎重に道を選んで行きます。

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 災害時は、色んな業種の方々との連携が必須であることを、訓練の度に痛感します。

 

 

 

さあ、宇佐高田医師会病院へ出発します。

 

 

 

 

13:05 宇佐高田医師会病院到着

ここからが今回の訓練の本番です!

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 宇佐医師会高田病院DMAT隊員の皆さん、お疲れさまです。

情報をお願いします。

 

災害拠点病院である宇佐高田医師会病院には、受傷した患者さんが多く運ばれてきています。

中でも特に重傷で、早急に特別な治療が必要な負傷者を、院外へ搬送することが私たちの今回の任務です。

自宅で倒れてきた家具に両方の足を長時間挟まれてしまったクラッシュ症候群の負傷者。透析ができる専門の病院に搬送します。

情報を得たら、速やかにEMISに状況を入力します。

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 患者さんを搬送しましょう、1、2、3!!! 

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患者さんの情報は、医療搬送カルテ(災害時診療情報提供書)という、災害時の特別なカルテに記入します。

このカルテは負傷者と共に移動するので、例えどこに移送されたとしても、いつどこでどんな処置をしたのか情報の共有をすることが出来ます。 

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救急車に乗って、今度は中津市民病院を目指しましょう。 

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車内ですぐ、心電図モニターや血圧計、酸素マスク等を装着。

「先生、点滴追加します!」

「井筒君、尿はどうかな?」

「EMIS入力しまーす!」

移動中の救急車内、みんな声を出し合って負傷者の治療を継続します。

 

時間の関係上、周囲をぐるっと回って中津市民病院についたつもりで宇佐高田医師会病院へ…。

負傷者の引き渡しをします。

 

搬 送 終 了 !

 

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち!!!!!!

スムーズな互いの連携プレイに、思わず拍手がわきました。

 

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 宇佐高田医師会病院DMATならびにスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

さあ、宇佐から北九州に戻ります。

帰り道では、災害発生時に運転手加藤さんがいなくても救急車が使えるように、NS井筒と角田LOGが、加藤さん直接指導のもと救急車の運転を経験しました。

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最後の最後まで、ボリュームたっぷり盛りだくさんな訓練となりました。

起きては困る災害ですが、もしもの時に確実な働きが出来るように、これからも積極的に訓練に参加していきます!

 

 

 

 

f:id:dmat-yahatahp:20140618142430j:plain ☜北九州市立八幡病院DMAT Facebookページ

*1:

広域搬送拠点臨時医療施設(staging care unit)

災害発生時、患者を被災地外へ航空機搬送する際の臨時医療施設。DMAT(災害派遣医療チーム)が使用する。重症患者の容態は深刻化しやすいので、航空機搬送を行う前に最終のメディカルチェックを行うための施設である。